ジュエリーデザイナー 西村 大記 さん
全日制学科卒業
デザイナーズアトリエ勤務を経て
現在 株式会社桑山 ジュエリーデザイナー
一番人間味を感じた学校でした
クラフトを選んだのは、幾つかの学校で体験入学をしてみましたが、クラフト学院が一番に人間味を感じたからです。
質疑応答の場面で疑問に思う部分を聞くと先生方がシッカリと教えてくださったり、その親切丁寧な第一印象から人間味を強く感じ直感的に惹かれ選びました。
デザイナーは物の形だけでなく市場の現状を考えたり、いろんな背景を計算し紙に形を描きます。
そして職人さんに指示を出し実際に形にしていく能力を求められます。
在学中その事に早い段階で気が付いた私は何故こうなるのか?どの様に作るのか?どうすればジュエリーとして美しいのか?市場の流れはどうなっているのか?など、授業中に先生を捕まえては何時間も質問責めにする日々でした。
しかし、そんな風変わりな学生に対しても先生方は熱心にご教示して下さりました。
そこで得た知識が有るからこそ現在の仕事をこなす事が出来るのだと思います。
どんな場面でも絶対に諦めない
仕事ではジュエリーとして美しいものを作るという事は当然ですが、あくまで自分が作り出すものはデザインなのでクライアントが求める物を描き具現化し、要求されるハードルの少しでも上に行けるよう心掛けています。
又、どんな場面でも絶対に諦めない事。
必ずといって良いほど上手くいかない場面に遭遇しますが、諦めずに最後まで理想の形へと一歩でも近づけるように努力し続けるように心掛けています。
これからジュエリーを始める方へ
この業界にチャレンジするに当たり最初不安があって当然ですし、初めは自分自身に何が出来るのかが分からなくて普通だと思います。
ただ、夢を描く事に根拠も理屈もお金も必要ありません。
なので自由に夢を描きその志を持ってチャレンジし続けて欲しいなと思います。
その夢を叶えるに当たり、クラフト学院では幅広い事に触れる事ができるので、自分はどんな事に興味があり、得意不得意があるのか?など、自分自身の可能性を推し量る事が可能な学校だと思います。
又、卒業後も遊びに行きやすい校風なので先生との情報交換や困った時に相談。
業界一の宝飾ライブラリーでの情報収集など、業界を生きていく上で自分自身の支えになる学校だと思います。
宝飾業界は景気の影響を受けやすいのですが、まっすぐ誠実に自分の腕を磨き続ければ必ず誰かが見ていてくれる業界だと思います。
これからの宝飾業界を盛り上げて行く為にも若く新しい人達の存在は不可欠だと思います。
なので、勇気を持ってこの業界に飛び込んで頂き将来、クラフトの卒業生と第一線で一緒に仕事が出来れば嬉しいです!
作品名「Ecume」
泡をモチーフに西村さんがデザイン。
日本のジュエリーデザインコンテストの最高峰JJAジュエリーデザインアワード2017で最高賞の日本ジュエリー大賞・内閣総理大臣賞と技術賞をW受賞しました。また、この作品はラスベガスで開催された世界屈指の展示会「The COUTURE Show」でのCOUTURE Design Award 2018のプラチナ部門で最高位のWinnerを受賞しました。