遠隔地や多忙な方で通学ができなくともジュエリーの技術や知識が学べる通信講座です。
宝石デザイン、ロストワックス、彫留彫刻の技術を学ぶことができます。
また、ジュエリーコーディネーター検定3級の知識を取得できます。

※受講は日本国内に在住の方に限らせていただきます。

宝石デザイン科

ジュエリーデザイナーとデザインの描ける制作者・小売店を育成

■本科コース(基本+上級)―1年(53課題)
■基本コース―6ヵ月(28課題)
■上級コース―6ヵ月(25課題)

基本的なデザイン用具の使い方から始まり。リングやペンダント、ブローチなど各種のジュエリーの描き方を学びます。同時にデザインを描く上で必要不可欠な専門知識であるジュエリーの構造や、その他の実務知識もマスターします。
このコースでは、長年の教育キャリアの中で鍛えあげられた実践的なデザインカリキュラムを採用しています。そのため実際の仕事にダイレクトに結びつく学習ができますので、デザイナー希望者はもとより加工技術者やリフォームに取り組む小売店の方にもお勧めできる内容になっています。
上級までのカリキュラムをマスターするとオリジナル商品の企画立案、リフォーム・オーダーの具体的なノウハウをつかみ、コスト計算から受注発注までができるようになります。

●基本コースの主なカリキュラム 用具の基本練習→メタル・宝石の描き方→立体図の描き方
●上級コースの主なカリキュラム 水彩着彩→ブローチ・リング・イヤリングの描き方→コスト計算

ロストワックス科

デザイナー・技術者・小売店 すべてのジュエラーに必須のテクニック

■本科コース(基本+上級)―1年(40課題)
■基本コース―6ヵ月(20課題)
■上級コース―6ヵ月(20課題)

ロストワックスはジュエリー制作技法のひとつで、ワックス(蝋材)で型を作って、石膏枠で固めて炉で焼き、できた空洞に溶かした金属を流し込み(鋳造・キャスト)、ジュエリーを制作する方法です。
このコースでは、ワックスによる原型作り(ワックスモデリング)を学びます。ワックスによる原型作りの技術は初心者にも大変親しみやすいため、多くのジュエリー制作希望者や現役のプロデザイナー・技術者がキャリアアップのために取り組んでいます。
また、ワックステクニックは、リフォーム対応やオリジナルの一点ものジュエリーを作る上でも重要な技術です。「リフォーム・オーダーメイドのできる店」を目指す小売店の方にもお勧めできるコースです。

●基本コースの主なカリキュラム 用具の基本練習→切り貼りリング→シートテクスチャーリング
●上級コースの主なカリキュラム みつろう→変形石の石座作り→具象ブローチ

彫留彫刻科

タガネによる模様彫りと石留め(彫留め)のプロフェッショナルテクニック

■本科コース(基本+上級)―1年(49課題)
■基本コース―6ヵ月(26課題)
■上級コース―6ヵ月(23課題)

「彫り」はリングやブローチなどの表面に各種の模様を細かく彫り込む技術です。
「彫り留め」はダイヤモンドやルビーなどの小粒石を貴金属の中に彫り込んで留める技術です。
どちらも小さなタガネで金属の表面を切ったり打ったりして作業します。
タガネを使って作業する彫りと彫留め技術は、ジュエリー制作の最終仕上げ工程として大変需要な技術分野です。
基本カリキュラムでは、タガネの作り方から始まり、タガネに慣れるための基本練習を繰り返すことにより彫り留めのプロ技術を学んでいただき、上級では最終的に市場に出ているほとんどのパターンの彫りと彫り留めをマスターします(練習は銅板や銅管で行います)。
この分野は技術者が少なく、今後も可能性のある分野です。加工技術者はもとより自分の作品に彫り留めや模様彫りをしたいと考えている方々の参加を歓迎します。

●基本コースの主なカリキュラム タガネ作り→直線・曲線の彫り→波葉模様彫り→片切マス留め
●上級コースの主なカリキュラム 唐草模様彫り→字彫り→連マス留め→五光留め

ジュエリーコーディネーター検定3級講座

専門知識をトータルに学ぶジュエリーコーディネーター(JC)検定講座

■3ヵ月(3単元)

(一社)日本ジュエリー協会発行の基本テキスト(ジュエリーコーディネーター3級)に沿ってカリキュラムは編成されています。
全体は5編で、総合編ではジュエリー関連のベーシックな知識を掘り下げて学びます。
素材編では、ジュエリーの中心素材となる各種宝石と貴金属について専門的に学びます。
製造編では、宝石等の素材価値にさらに付加価値をつけるデザインと加工・修理について理解を深めます。
商品編では、ジュエリーを「商品」という観点から分析・把握し、最新の商品知識を学びます。
販売編では、ジュエリーの商品特性とジュエリーの販売における顧客満足の重要性をしっかり学びます。
課題は3単元(1カ月1単元ペース)です。

●総合編 ジュエリー概論、他
●素材編 宝石・貴金属、他
●製造編 デザイン、製造、他
●商品編 商品の分類、他
●販売編 販売の基礎知識、コーディネート他

宝石学部 FGA宝石学(通信指導)

イギリスの宝石学協会(Gem-A)の認定する宝石学資格FGA(Fellow of The Gemmological Association of Great Britain)の取得を目指すコースです。FGAは、1913年に世界初の宝石学ディプロマとして授与されて以来、国際的に認知されている世界で通用する宝石学資格です。
ダイヤモンド、カラーストーン、カット石、原石など幅広く宝石について学び、ファンデーション試験、ディプロマ試験に合格することでFGAを取得できます(通学コースもあり)。

こちらの通信教育とは別コースです。詳しくは宝石学部Gem-Aコースのページをご覧ください。

受講生の言葉

滝川 路 さん(宝石デザイン科本科コース 修了)

ジュエリー関係の仕事をしていたので一からデザインの描き方を学ぼうと思い申し込みました。
平日は仕事があるので、スクーリングなしで受講できることが社会人の自分にとっては受講しやすかったです。
リングの三面図や四面図は難しかったですが、先生が丁寧に指導してくれたのでとても勉強になりました。
これからも練習を続けて、自分のデザインをしていきたいです。



蔭山 雅乃 さん(彫留彫刻科本科コース 修了)

ネット販売している自分の作品に広がりを持たせたくて受講しました。
実際に始めてみると、タガネ作りやドリル刃の研ぎから悪戦苦闘しました。
諦めかけながらも、先生からきめ細かく具体的な対処方法をフィードバックいただき、毎回「なるほど」と感心しながら次の課題に進むことができました。
これからは、シルバーアクセサリーに彫り留めのテクニックを少しずつ加えながら制作していきたいです。

募集要項

【お申し込み方法】
(郵送の場合)通信教育の案内書に同封されている通信教育受講申込書をご記入の上、ご郵送ください。
(オンラインの場合)ページ下部の受講申し込みフォームにて、必要事項をご入力の上、送信してください。

【開講日】

前月1日~15日受付 → 翌月1日開講
前月16日~月末受付 → 翌月15日開講

【期間】

●ジュエリーコーディネーター検定3級コース・・・ 3ヵ月
●宝石デザイン科、ロストワックス科、彫留彫刻科・・・本科コース1年、基本コース6ヵ月、上級コース6ヵ月
※本科コースは基本コース、上級コースの内容を合わせたものを1年間で学びます。
(ジュエリーコーディネーター対策は1ヵ月、他のコースは2ヵ月延長可)

【課題数】

●ジュエリーコーディネーター検定・・・ 75設問(3単元合計)
●宝石デザイン科、ロストワックス科、彫留彫刻科・・・本科コース40課題以上、基本コース20課題以上、上級コース20課題以

【教材】

テキスト、サブテキスト、作業工程見本、ビデオ、DVD等

【費用】

科名入学金受講料
ジュエリーコーディネーター検定3級コース5,000円23,000円

※JC3級試験の受験料は9,000円、合格した場合の登録事務費は9,000円、登録管理費は15,000円(3年間)です(日本ジュエリー協会に納めます)。

科名入学金コース受講料
宝石デザイン科
ロストワックス科
彫留彫刻科
20,000円本科コース(1年)126,000円
基本コース(6カ月)70,000円
上級コース(6カ月)70,000円

※別途、工具・用具代が必要になります(20,000~72,000円位)。
※別途、保証金20,000円が必要になります。保証金は終了時に返却します。

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